亀 その6

Myocastoridae2005-07-24

 昨日の朝は亀がいつになくゴソゴソうるさくて目が覚めたので、こいつらカメ鍋にして食ってやろうかと半ば本気で考えたんだけど、今考えてみるとあれは地震の前触れだったような気がする。亀けっこうすごい。
 見直したので彼らを紹介してあげることにした。二匹飼ってるので二回に分けて紹介するけど、まず写真のやつがミドリガメの「与太郎」。このネーミングの良し悪しについては名付けた当時小学校低学年だったので不問としてほしい。頭がわるいのでもう生後20年くらい経つのにいまだに飼い主の顔を覚えない。狭い水槽の中で逃げ場なんて一切ないのに近寄ると隠れようとする。いくらペットが飼い主に似るとはいえオツムが弱いにも程がある。僕が20歳のころはというと、すでに一日中インターネットしたり一日中部屋でゴロゴロしたりしてた。うん、じゃあまあ、こんなもんか。
 それはそれとして、この亀がどうも最近心なしか元気がないような気がする。なんとなく餌への食い付きが良くない。これは飼い主的に見て平常時ではまず考えられないことなので不安なのだが、もともとあからさまに体調の悪そうな色をしているので見た目では全くわからない。哺乳類とか鳥類なら毛艶や化粧の乗りあたりで判断できそうなものだし、爬虫類でもワニくらいワイルドであれば「今日はウサギを二羽しか食べなかった」とか見当がつきそうなのだが、なにせ見た目が末期ガンの肝臓色だしあまり動きにキレがあるタイプの生き物ではないのでサッパリである。そもそも考え直してみればエサも普段からモソモソ食ってるので本当に食欲がないのかも不明だったりするが、さすがに20年も飼っていると情が湧くので、なるべく長生きしてほしいと願う次第である。ちなみにこいつは以前体長3センチ程度の沢ガニと一緒にして水槽に入れておいたら見事に手を切られたので右手が半分ない身体障害亀である。亀よわすぎる。