サマージャンボ買った

 宝くじを買うことすらめんどくさくてサボりがちだった僕だが、そろそろ人生を大逆転させたいと思ってついに動いた。宝くじ売り場にてバラでサマージャンボ10枚を購入。今回こそは当てる。1等の2億円しか見えない。当たったら売り場のおばちゃんに接吻してあげてもいい。1等が当たる確率はほぼ0パーセント、みたいな話も聞くが、かといって他にそれだけの大金を得る可能性なんて、友人との麻雀で20億点勝つか徳川埋蔵金を偶然掘り当てるくらいしか思いつかない。数少ない麻雀仲間は一緒にいるのが不愉快なほどオール貧乏であり、どんなにギュウギュウに絞っても2億円なんて出てきそうにないし、埋蔵金のほうも最後に地面を掘ったのが何年前か思い出せないほどなので、結局のところ宝くじが一番堅実なのである。ここ最近自分から放射される人生行き詰った感もそろそろ本格化してきたし、神様の立場になって考えても、「あーこのかわいいピグレットちゃんもそろそろ救い時かな?」なんて思ってるはず。とりあえず神様がどうとか言い出した時点で僕の行き詰まり具合が相当な段階に達していることはお分かりいただけたと思う。統計学的に見ても前回買ったとき外れたのだから今回は当たるはずであり、むしろ2本ほど的中してもおかしくないレベルなので、今からすでに、数ヵ月後には都内の一等地に建立されているであろう我が大邸宅のことやら、様々な部分で色々な事をしてくれる私設秘書(上智大学卒22才)のことやらを夢想している。僕は心が広いので、無事1等が当たった際は、ここを見てる皆さんにもせっかくだしうまい棒かなんかを施してあげたいと思うので、みんな平伏して感謝すべき。広いのはウエストの幅だけじゃないのだ。