亀 その３

　亀くせー。
　正確に言うと匂うのは亀本体じゃなくて水なんだけども、夏場は２．３日水を替えていないとすぐ独特の芳香が漂いはじめる。余ったエサと排泄物のかもし出す複合的っつうか香りの二重奏っつうか、まあ端的に言ってくさいのだ。これをいい香りという人とは友達になれる気がしない。部屋の中で飼ってるので、風下にいるとその匂いが食事中とかにも構わず漂ってくる。しかも日当たりの関係で水槽を窓際に置くというシステム上、部屋のほぼ１００パーセントが自動的に風下になる。地獄。昨日までちょっと仕事が忙しく、４日半ほど放置してたら果てしなくくさくなってたので慌てふためいて掃除した。自分でひりだした排泄物を自分で食ったりなど、彼らなりにエコロジカルな努力はしているらしいのだけども、やっぱリサイクルには限度がある。特に昨夜のオイニーは肺が重くなるレベルだったのでさすがに追い出してやろうかと思ったが、亀サイドでも「鈴木くさすぎる」みたいな話が出てる可能性はあるので今回は不問にしたい。