コアラのマーチ

Myocastoridae2005-07-09

 この世にある普遍的な価値を持つものを3つ挙げるとするならば、一つはモナリザの微笑み、一つはミロのヴィーナス、そして残る一つがコアラのマーチであろう。
 よく見たらモナリザが結構ブスだったのとヴィーナスには腕が付いてなかったので今回はコアラのマーチの話になるんだけども、ほんとうまいわー。まだ痩せていた子供のころから好きで何かあるたびに買ってたから、これがもし本物のコアラだったらとっくに絶滅してるくらいの量を食べてきた。このえもいわれぬ軽さというか安っぽさがまたたまらない。当然冷やしてもいいし、チョコレート内包型のお菓子なので温めて中をトロッとさせてから食べることもできる。内包型、とか定義付けしだしちゃったよこのデブ。いまさらこれを食べることで感動を得られるはずもなく、好きなお菓子ランキング一位に躍り出るようなものでもないんだけど、あると安心するというか、なんだろう、この感覚は長年連れ添った夫婦みたいな感じとでも言えばいいのだろうか。いずれ運よく誰かと結婚できて20年くらいしたらうわーなんかコアラのマーチみたいな感じーとでも思うのだろうか。何が言いたいのか分からなさすぎてコアラとチョコとの関係性の希薄さなど一向に気にならない。とりあえずTPOに関わらずコアラのマーチはおいしい。ずっと食べてるとコアラ自体もおいしそうに見えてくるから不思議だ。あの全長数十センチの体の中にチョコがずっしりと詰まっていたらと思うといてもたってもいられないのは自分だけではないはず。多摩動物公園のコアラ館がガラス張りになっているのも頷ける話である。


―採点─

コアラのマーチ
★★★★★★★★☆☆
理由:うまいから